ワンちゃんを連れて行けないとき
ペットシッターさんに依頼する場合
どんなケアをしてほしいか、十分コミュニケーションをとっておきましょう。
ペットホテルに預ける場合
狂犬病予防注射済みなどが受け入れ条件になっている場合があります。事前によく確認しておきましょう。
ワンちゃんを連れて行くとき(国内旅行)
車での移動
- ドライブグッズを使ってワンちゃんの指定席を作ります。
(主なドライブグッズ:セーフティハーネス、ソフトケージ、ドライブボックス、ドライブシート) - 車内の温度や換気、直射日光に注意します。
- 移動が長時間になるときは、1~2時間に1回程度休憩をはさんでください。
- 熱中症は夏以外でも気温や湿度が高く、空気の通りが悪いといつでも発生する危険があります。短時間でも車内に置き去りにしないよう注意しましょう。
電車での移動
- 盲導犬・聴導犬・介助犬などの身体障がい者補助犬以外のワンちゃんは手回り品扱いで乗車可能です。
ただし、重さやケースの大きさが各鉄道会社で決められており、実際に乗車できるのは小さいワンちゃんのみになります。
鉄道会社の取扱い例:長さ70 センチ以内で長さ・幅・高さの合計が90 センチ程度のケースを使用する、ワンちゃんとケージを合わせた重さが10 キロ以内とする - 駅のホームや車内では、ワンちゃんをケースから出すことは禁止されています。
- 車内には動物が苦手な人もいるかもしれません。ラッシュ時は避けるなど周囲にも配慮しましょう。
飛行機での移動
- 航空会社によって受入れの可否、また受入れ可能な犬種やケージの種類・大きさなどが異なります。
チケット予約の前にサービス内容をご確認ください。 - 通常、盲導犬・聴導犬・介助犬などの身体障がい者補助犬以外のワンちゃんは貨物室に預けることになります。
- 飼い主の姿が見えない状態やケージ内で長時間待つことは、ワンちゃんにとって大きなストレスになります。獣医師へ体調の相談をするなど事前の準備をしっかり行いましょう。
ワンちゃんを連れて行くとき(海外旅行)
ワンちゃんを海外に連れて行くには、①日本の出国条件と、②相手国の入国条件を満たす必要があります。さらに、③日本帰国用の事前準備 を行うことで、通常最長180 日かかる帰国時の係留期間を12 時間以内に短縮することができます。
①日本の出国条件
動物検疫所において出国前に狂犬病・レプトスピラ症の検査を受け、輸出検疫証明書を交付してもらう必要があります。
相手国の条件によって検査場所が限られることもありますので事前に動物検疫所へ確認します。

②相手国の入国条件
相手国によって条件が異なりますので、国内にある相手国大使館に確認してください。
参考:外務省HP 国内にある相手国大使館(外部リンク)③日本帰国用の事前準備※
[ 日本において](出国前に準備しておくこと)
- マイクロチップを装着した上で、2回の狂犬病ワクチンを注射する。ワクチンの接種済み証明書を獣医師に発行してもらう。(1回目と2回目の注射は30 日~1年の間に行うこと)
- 獣医師と相談の上、指定された機関で狂犬病の抗体検査を受け証明書をもらう。
- 7日前までに輸出検査を受ける動物検疫所に連絡する。
- 動物検疫所に(1)と(2)でもらった証明書を提出し、輸出検疫証明書を発行してもらう。
[ 滞在国において]
- 日本到着の40日前までに到着予定空港(港)を管轄する動物検疫所に輸入の届出書を提出する。
- 出発前に民間獣医師または政府機関の獣医官による狂犬病とレプトスピラ症についての検査を受ける。
- 輸出国政府機関(日本の動物検疫所に相当する機関)発行の健康証明書をもらう。
[ 日本に到着]
- (4)と(7)でもらった証明書を提出し、内容を確認してもらう。
- 輸入検査を実施し問題がない場合、係留期間は12 時間以内になる。
※狂犬病の清浄国(オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ、グアム、フィジー諸島、アイスランド)以外の国・地域から帰国する場合 参考:動物検疫所HP 犬・猫の短期滞在旅行(外部リンク)

迷子になることもあるので、外出時にはマイクロチップや名札など
身分を示すものを必ずつけましょう。しつけをしておくことも大切です。