有効性と安全性
Effectiveness and safety
牛細菌性肺炎に対する有効性
臨床試験の結果、マイコプラズマを含む主な肺炎原因菌による肺炎の治療にマルボシルは有効であることが確認されました。再発率は静脈内投与の方がより低い数値を示しました。また臨床スコアは迅速に改善しました。
マルボシル10% 筋肉内投与(IM)マルボシル10% 静脈内投与(IV)
対象 発熱と合計臨床スコアが7以上を示した牛202頭を供試
用法及び用量 マルボフロキサシン2mg/kgを3日間あるいは5日間、筋肉内又は静脈内に投与
マルボシル2%及び10%製造販売承認申請資料
牛乳房炎に対する有効性
臨床試験の結果、大腸菌、クレブシエラ・ニューモニエによる甚急性及び急性乳房炎の治療に有効であることが確認されました。
対象 大腸菌、クレブシエラ・ニューモニエによる甚急性又は急性乳房炎と診断された泌乳牛22頭を供試
用法及び用量 マルボフロキサシン2mg/kgを2〜3日間静脈内投与
動物用抗菌剤研究会報, No.42, P.42, マルボフロキサシン(効能追加), 2020年
安全性
雌雄16頭の牛を用いた安全性試験において、5日間にわたってマルボフロキサシン2、6または10mg/kgを1日1回静脈内投与した結果、一般状態に影響は見られませんでした。
マルボシル2%及び10%製造販売承認申請資料