投与方法と製品情報
※文章中、[ ]内の参考文献については、参考文献よりご確認ください。
投与方法
アルファキサン® マルチドーズを安全に使用するために前投与薬を併用する場合、相互に作用が増強されるためアルファキサン® マルチドーズの投与量を適宜減量します。
処置中は動物を静かに落ち着いて取り扱います。動物は、刺激が少ない、暖かくて暗く静かな環境に置き、モニタリングしながら、速やかな覚醒を図ります。また外科的処置の前、中、後には、適切な鎮痛薬を使用して、ストレスが最小限になるようにします。
静脈内投与量
アルファキサロン用量 アルファキサン® マルチドーズ投与量
2~3mg/kg 0.2~0.3mL/kg
5mg/kg 0.5mL/kg
アルファキサン® マルチドーズの体重別静脈内投与量
体重
(kg)
2mg/kg投与の場合
(mL)
3mg/kg投与の場合
(mL)
1 0.2 0.3
2 0.4 0.6
3 0.6 0.9
4 0.8 1.2
5 1.0 1.5
10 2.0 3.0
15 3.0 4.5
20 4.0 6.0
25 5.0 7.5
50 10.0 15.0
体重
(kg)
5mg/kg投与の場合
(mL)
0.5 0.25
1.0 0.50
1.5 0.75
2.0 1.00
2.5 1.25
3.0 1.50
3.5 1.75
4.0 2.00
4.5 2.25
5.0 2.50
※60秒以上かけてゆっくり静脈内投与します。
製品情報
動物用医薬品 犬猫用麻酔注射剤 指定 要指示 劇 アルファキサン®︎マルチドーズ
成分及び分量
品名 アルファキサン マルチドーズ
有効成分 アルファキサロン
含量 1mL中 10mg
効能又は効果
犬及び猫における吸入麻酔薬による全身麻酔時の麻酔導入
用法及び用量
体重1kg当たり、アルファキサロンとして、犬には2~3mg、猫には5mgの用量で、動物の状態(体型、年齢、全身状態等)を考慮し、喉頭反射を確認しながら上記用量の範囲内で、60秒かけてゆっくりと静脈内投与する(1/4量を15秒毎)。上記用量を投与しても十分な麻酔深度に達しない場合は、再度、同用量を投与することができる。ただし、規定量に満たない場合でも、麻酔導入が完了したと判断される時点で、投与を終了する。
貯法
室温保存
包装
アルファキサン マルチドーズ 10mL

※本剤は獣医師等の処方箋・指示により使用すべき要指示医薬品です。ご使用の際は製品の添付文書をよくお読みください。